加速度型MFBとは

  アンプからスピーカーボイスコイルまでの系を負帰還制御するのです
から、

  入力


 出力


  となり、出力信号を負帰還で戻しますと、



  このようなクローズドループ特性が得られます。これは加速度ゲインが
下がり、fsが低い方に移動し、Qが上昇することを示しています。

  単独加速度負帰還ではこうなってしまうので、速度負帰還を併用する
ことが必要になります。

  ボイスコイルの運動の非直線歪みを改善するのは、加速度負帰還なの
で、かけることのメリットが期待できます。

 ただし負帰還が有効なのはピストンモーション帯域までなので、そのへんの
考慮が必要となります。

  加速度を検出する方法は、

  1 加速度センサー

  2 速度センサー信号を微分回路に通して加速度信号を得る

  3 マイク収録

  4 レーザー変位計の信号を積分する

  などが模索中或いは開発断念中のようです。