可聴域の細部まで調べる(1)

  もうこうなったらこの方法を実行してみるしかありません。

方法

   JVC VICJ−61032 (デイブ・グルーシン ”Mountain Dance” XRCD24)

   この第二トラックをWAVファイルに変換して波形およびスペクトルを目で観察します。

   耳で行う方法は下記を参考にしてください。

   LM380と6BQ5シングルの聴き分けテスト

(1)ここが冒頭2秒ででてくるベルの音



  スペクトルでピコンとでてきます。高域に林立しているスペクトルです。たたく強さによって
高さが若干変わるようすが観察されます。


(2)冒頭35秒から出てくる拍子木の音



  何度も出てきますが、41秒58のものが明確にわかります。



  波形に注目します。



   左右で10msの遅延が確認できました。


(3)さびの部分でなるシンバル











  設定




  楽音のようす






  これらはエレキベースのソロの部分です。2次歪みが大変多く含まれています。

  2次歪は音色のもとといえるかもしれません。

  これにもし強烈な3次歪が加わったとしたら、(たとえば全段差動のクリップ付近)音色が変わってしまいますね。
シングルアンプならばそういうことは避けられます。


  ビブラートのエレピの様子



   一応マイク収録した波形を、目で見て比較してみるつもりですが、わかるかどうか不安です。音質差がでやすさを順番に
並べてみると、

  スピーカー>>アンプ>パスコン>位相補正>ケーブル>線材>ケーブルの向き>抵抗の向き

  要するに耳だけだとこれだけの範囲で変わるのがわかる人がいるわけですが、目で見た場合はおそらく検出感度として
はかなり劣ることが予想されます。逆に目で違っていても耳では違いがわからない場合も存在します。

  また、線材から右はもうオカルトの世界だと主張する人もいます。そうかな〜。一応全部認めてあげても良いような気が
しますが。


描画分解能

18kHz


10kHz