K1298/J554アンプ

  K1298 J554
Vdss(V) 60 -60
Id(A) 40 -45
gm(S) 35 30
Ciss(pF) 3600 2500
Crss(pF) 450 300
     
     







  バイアス調整中にいきなりヒューズが飛んだが、石は無事だった。Vbeのマルチプライアー方式でアイドリングは安定である。



  電圧増幅段には蝦名式を試みた。





  ドリフトが大きいのでDCサーボが必要になる。


NFBをかける。





  このくらい改善する。ドリフトは少ない。


  アンプ回路





  予想とは異なり、三次歪が主体となった。音はいいような悪いような微妙な感じ。


 参考 このように分離してZDR化に対応している。



参考2 ファイナル段の特性






参考3  電圧増幅段の特性を重ねたもの(V→W変換済み)




 カレントミラーをはずし、反転アンプ化した。








  音は聴きなれた鮮度の高い音。これはこれで完成度は高い。終段石の選別なしでこの特性なら合格である。


  じつは先ほどこのような方法でもZDR化できるのに気づいた。


   シミュレータで確かめてみるとNGだった。誤差信号を増幅してしまってはいけない。

  ZDR BOXができるのをしばらく待とう。

  このような姿を想像している。


  その後このように完成を見た。ZDRは必要なさそうである。

  与太左衛門と折り曲げくん