私の考えるヘッドホンアンプ2

  一度は聴いてみたいV-FETのソースフォロア


  パスコンが無いと発振する。測定したときの感じではスルーレートが低そう。オフセットは3mV程度。


  


  これはちょっと濃厚すぎるか。



  DC&歪キャンセラー 概念図

 名前を変えてみたがいわゆるODNFである。

結果




  これはいい。今のところリファレンスとなっている。



  D−NFBも可能だがここまでやってよいものかどうか。




  私としたことが。ZDRはこっちで、DC&歪キャンセラーはODNFだった。


  補正信号が検出ポイントを二回通るのがZDRまたはD−NFBで一回通るのがODNFという法則がある。
今回確認するのを忘れていた。



  これはヘッドホンアンプの名作か?音は他をはるかに引き離している。


余談

  補正信号が検出ポイントを一回通るのと二回通るのとではどのような違いがあるのか?そこには大変興味深い事柄が隠されている。

  まずD−NFBのように二回通る場合を考えよう。


  演算された誤差信号Bはアンプの頭から注入される。したがってA+Bという入力信号を増幅して−A’−B’という出力を得たこと
になる。このアンプが小信号時に極めて低歪であると考えるとこの場合B=B’となり誤差の検出にひっかからないでそのまま通過する。
一方主アンプのNFBシステムは何も変化を受けないで動作する。アンプ自体は音楽信号も誤差信号も区別していない。


  次にODNFのように検出ポイントを一回通る場合を考える。

  演算された誤差信号Bをアンプの内部から注入する。すると検出ポイント2に−A’−B’という形で信号が現れるが、これは
検出ポイント1におけるAとは全く異なるものなので演算信号Bが変わる。以後これがループして結果は一定のところに落ち着く。
又主アンプがNFBアンプの場合は、アンプ自体が検出ポイント1と2を常に見ているわけであるから、この変化はたちまちアンプの
知るところとなりNFBに影響を及ぼす。それがかえって歪打消しを阻害するように働くのでODNFでは主アンプを無帰還にすることが
普通である。