海外の自作ヘッドホンアンプ2

  Kevin Gilmore氏が2006年に発表したDyna-GBF-FETを調べる。



  回路を見ると初段にカスコードがあるが、高電圧にしてハイパワーアンプにもできる
ようにしてあるらしい。出力段はK213/J76だが入力容量の非線形性が少ないFET
と評価されている。ダイアモンドバッファはこの容量を駆動するためのものだ。終段を4パラ
にしたため必要になったのだろう。シンプルなDCサーボが装備されている。

  資料を見ると1970年代のアキュフェーズのパワーアンプによく似ている。



  


 どうもこのアンプの肝は4パラのバッファにあるらしい。









  これをもとに次のようなアンプを作ってみた。











 完成



  聴いてみたが、かなり凄い。ゴージャスで細部は霞たなびくような雰囲気がある。バイポーラとは
ぜんぜん違うMOSの音色があり、これを聴いた人はヘッドホンアンプの最高峰と感じるかもしれない。

 だがもっと自然で清澄な音があることを知っている私はとても複雑な気分だ。