SITヘッドホンアンプ ポータブルの複製の作り方



  写真に写っている2009年4月に完成したものが真正のSITヘッドホンアンプ ポータブルでそれ以降の
ものはレプリカということになります。レプリカを誰が作ろうとも自由です。

§1 筐体

   タカチSW100Bが230円くらいで入手できる。ELPA HK-BX02というホームセンターで売っているのと
まったく同じだったがこちらの方はOEMだろう。ちなみにmini用は50 x 30 x 75のSW75S(160円)、D−NFB用は
70 x 40 x 125でSW-125S(300円)だ。

  入手したら下図のように穴あけをする。エンジニアリングと言えるのはここまでで、あとは入手した
部品を組み立てるだけ。しかしこの設計には熟慮を要したのである。

  穴の大きさは現物合わせで行う。



  これらの部品は同等品ならなんでもよいと思うが、大きすぎると収まらなくなるので注意。トグルスイッチは
オンオフができれば何でもよい。

  実装完了  LEDと出力端子は瞬間接着剤で接着した。







  入力用のジャックは100円ショップで入手できる延長コードを切ったもの。006P用スナップが4個必要。

  入力コードの処理の仕方



 ほぐしてポリエステル繊維を取り除き、線を平面に置いて皮膜をはさみの刃でこすってはがす。
はんだ処理してビニール線とつなぐ。




  §2 電源回路



  こうすると若干電源インピーダンスが下がるし電流を節約できる。


  適当に作ってみたところ。改良の余地はありそう。



  これだけ入れてもわりと余裕がある。



§3 基板

  片面紙エポキシユニバーサル基板 (72 x 47 mm)を採用。最も一般的なものなので入手しやすいだろう。


  この図は裏からみたものなので、配線は見たとおり、部品は下から透視したイメージになる。基板は透明
でないので確認しながら想像力を働かせて作業する。







  端子ははんだづけ方式にした。



  今回もうまくいった。



   実測特性



  プリとして使う場合。電源電圧の高さが発揮されている。



(おわり)


付録  臥薪嘗胆用基板