2013年の音楽生活

  nabe氏のバイアス電圧源に大容量Cをいれる方式を追試







  
氏のいうとおり最大出力がアップしている。

  今年は面白いことがつぎつぎと起こりそうだ。





  昨年作った74HCU04アンプの特性と比較



  最大出力は5パラといい勝負になっている。(2パラは秋月のキットをそのまま作ったもの。)

  散歩で聴いてみたが安定に動作しているようだ。ダイナミックできれいな音がする。


  パワーアンプ始めました。




 
 レイアウトを検討中。チップトランジスタを多用したディスクリート構成になる予定。



   Detachable X


  このようなモジュールを用意することによって終段素子の歪を測定することができる。

 考えてみれば最初に終段素子の歪を示してから仕上がりの歪を出すということをやっている
記事は他には見たことが無い。

  煎じ詰めればパワーアンプはこの歪をNFBで無くすか歪打ち消しで無くすかのどちらか
しかないのである(何もしないという選択もあるが)。

  例えばこのアンプでもこのようなモジュールを載せることによってZDRアンプになるのである(その前に
AをカットしBをショートしておかないといけないが)。




  雪化粧の庭園


  結局このようなモジュールに決定。To-92パッケージのTRを用いている。









  ちょっと歪が多いかも。

  
参考  K1529/J200と黒田式電圧増幅段からなるスケルトン1



  完成したのでブレークイン開始。アイドリング20〜30mAで様子を見る。



  結局このヘッドホンアンプと同じものなのだが、スピーカーが鳴らせることと用意した
電圧増幅段モジュールで一瞬にして上條アンプに変身するという技を持つ。



 PHA-1とともに

 iPod classic + PHA-1 + apple純正イヤホンの組み合わせは鮮度と情報量で再生機器の最高レベル
に到達している。音楽のもつ芸術性があますことなく出てくる。これさえ持って出れば散歩にはもう
十分すぎるくらいだ。(夏場はもっと小型で軽量のものがいいと思うが。)

  昨日もキースジャレットのパリコンサートのアルバムの中のThe Windという曲を散歩中に聴いたが、
響きが深遠でフレーズが斬新であるなあと感じた。このような曲でも機器がチープだと芸術音楽に
ならないから不思議だ。

  家に帰ってこのCDをオーディオ装置で掛けてみる。年初からセパレートアンプに変更してあるのだが
(DENON PRA-2000、 Lo-D HMA-9500II)これがまた深遠なる響きで鳴らしてくれた。大型装置はちょっと
したくせがあるものだが、うちのはあまり気にならない。イヤホンのサウンドに近いところに位置している
からだろう。


ヤマハ H.C.A回路

   上條氏の残したデータを調べているとevoamp-854.pdfというファイルがあった。開いてみると
公開特許広報でこのような回路が出ていた。


  トラ技の解説だとうまくノンスイッチング動作にできなかったがこれだとできた。





  このカレントミラー回路は面白い。

  エミッタフォロアにしてみた。





   
かなり低歪率になりそうだ。


  今年に入って二カ月くらいはニルバーナのネバーマインドばっかり聴いていた。この重量感のある
サウンドは車が発進するときの音楽に良く合うのだ。鉄の塊をエンジンのパワーで移動させるのは
危険な行為なのだ。この音楽くらいに。

 アルバムの出来は似たような曲が並んでいたり、ポリスに類似したサウンドが交っていたりとすんなり
受け入れられないのだが歌詞とギターサウンドは斬新だ。

(おわり)