DCヘッドホンアンプ

  OCLアンプからひとつ進化したDCアンプを作ってみる。DCアンプはよくも悪くも無色透明でストレートな音になる
と思われているが本当に無色透明かというとそうではない。終段素子がスイッチングする時の雑味が混じっている。
しかし終段をFETにするとその点が改善されるのでしばらくはFETのDCアンプが理想とされていたのである。

  今回はTRIO KA7300DやヤマハA−1のようなバイポーラDCアンプの音の再現を目指す。








   DCアンプなのでオフセットを調整する。ヘッドホンアンプの良いところは終段素子の特性が素晴らしいことだ。
C2120のトランジション周波数が120MHzというのには驚いた。聴いてみるときめが細かくカチッとした音になっている。


(つづく)