パワーアンプ I

   考え続けて行くと一つのデザインになるような気がするのである。実際プリアンプはそうなった。だから今も考え続けている。

  プリアンプIII で鳴らしているのはLo-D HMA-9500II で自作アンプではない。作るとしたらSITを用いた弩級アンプを考えていたが、放熱器のことを考えるとだんだんK1056/J160の2パラに落ち着きそうになってきた。


  故にこれは採用しないことになった。



  プリアンプIII はまあこれで完成したと思うので(15種類のディスクリート基板が載るはず)、いよいよパワーアンプ I に取りかかる。

   電源部は6.5A流せるスイッチング電源で、±50Vが得られるものにした。これだけで2万円する。














基板の選定は3番目のものにした。MOS FET の2パラにする予定。



  K1529、J200シングルプッシュプルで試運転する。運用実績を積んでから本番の石に変更する。

でないと乏しい貴重な部品を失う可能性がある。







 
 雌ねじ加工とワイアリングを行ったところ。











  基板が完成したので1Aポータブル電源をつないでで測定した。ホーロー抵抗は50Wクラスのもの。







  電源ユニットの通電テスト。



生成する電圧を確認する。




全電源シャットオフ型の保護回路(金田式)




これで組み上がった。









回路は今時珍しいオールFET素子のアンプである。



  電源を入れてすべてのLEDが点灯したところ。



  オフセットはなんとか許容範囲である。



  アイドリングは56mAと165mAとなっている。



  試運転中。コクがあって華々しい音である。





岡谷のVxをカップリングに投入してメインシステムで聴く。






  ミューティング回路も入れたのでごく自然に毎日聴くことができる。音はキンキンするので改良が必要だ。


  先になるが終段のFETを交換予定。





電流帰還