HCA アンプ(2020年版)

HCAアンプは電流入力の反転アンプだが、入力抵抗が低い方が電流を取り込みやすい。だが低いほどプリアンプに負担がかかることになる。出力が取れる最適な値があると思うが昔の実験では330Ωくらいだった。帰還抵抗をニクロム線で構成したアンプの音をパワーアンプ III で確認する。






回路図と基板

ニクロム線があまり巻けなかったので入力抵抗は150Ωになった。







測定




このような特性になった。


シミュレーターの特性









テスト用スピーカーでトラブルが出ないか見る。





トラブルの少なそうなアンプである。
メインシステムに入れて試聴する。ゲインが1に近いアンプなのでDCプリアンプ直結とする。あるいは電解コンデンサーを入力に入れても良いだろう。




ふわっとした柔らかさ、SN比の良さが特徴である。
完全アンプと比べた時のノイズフロアのレベルが一桁ほど違っている。





冨田勲の惑星を聴くとその凄さがわかる。
実際に惑星を鳴らしているところ。これは素晴らしい。