電気製品の消費電力を知るために、測定装置を作ってみました。

0.1Ωの抵抗を作るために、0.2Ωをパラにします。これで1000Wまで安全に計れるはず
です。(たぶん)
電気料金は我が家の場合での1kWhあたりの料金9円で計算しています。
例)使用量438kWh 支払い金額 3945円
| 表示 | 実測値 (V) |
およそのW数 | 1hあたりの 電気料金 (円) |
|
| 100W電球 | 0.09 | 90W | 0.81 | |
| Antex はんだごて | 25W | 0.018 | 18W | 0.162 |
| Gateway デスクトップ パソコン | 0.065 | 65W | 0.585 | |
| CRT | 0.062 | 62W | 0.585 | |
| HD | 0.006 | 6W | 0.054 | |
| CD−R | 0.004 | 4W | 0.036 | |
| PIONEER DV-515 | 0.012 | 12W | 0.108 | |
| ポータブルCD | 0.001未満 | 1W未満 | ||
| DCプリ | 0.003 | 3W | 0.027 | |
| Kenwood R-SG7 | 0.011〜0.018 | 11〜18W | 0.1〜0.17 | |
| 6BQ5シングル | 0.045 | 45W | 0.4 | |
| 完全アンプ | 0.058 | 58W | 0.5 | |
| YAMAHA YST-MSW10 | 0.016 | 16W | 0.144 | |
| SONY CDP-XA50ES | 18W | 0.012 | 12W | 0.1 |
| HMA9500II | 0.111 | 111W | 1 | |
| SONY KW-3210HD | 0.204 | 204W | 1.8 | |
| TV | 0.063 | 63W | 0.567 | |
| VTR VC-BF60 | 23W | 0.016(スタンバイ時0.003) | 23W | 0.144(0.027) |
| Gateway ノートパソコン | 0.017〜0.027 | 17〜27W | 0.153〜0.243 | |
| TIFFANY 7 | 0.015(オフ時0.014) | 15W | 0.135(0.126) |
どうやらV値をそのままWに読み替えてもよさそうです(1000倍にする)。これだと完全アンプ
の消費電力は58Wとなり、あまり環境にやさしくありません。ですからこういうアンプはあまり世界
に広まらないほうが良いのです。筆者が高出力バージョンをなかなか発表しないのもこのためです。
環境にやさしいミニコンポを筆者は推奨致します。
テレビも意外と電気を食います。そうすると夜は電気スタンドで歴史の本でも読むのが環境に
やさしいと言えましょう。(早く消灯するのが一番ですが)
ただいま調査中
| 表示 | 実測値 (V) |
おおよその W数 |
電気料金 (1日あたり) |
|
| アイロン | 0.920 | 920W | ||
| 電気掃除機 | 0.6前後 | 600w | ||
| 電気マット | 0.435 | 435W | ||
| 冷蔵庫 | 0.026 | 26W | 5.6 | |
| 電気ポット | 1.130(保温0.008) | 1130W 保温時80W |
1.7 | |
| 電気炊飯器 | 保温0.05 | 保温時50W | 10.8 | |
| 洗濯機 | ||||
| Sotec e-note | 0.025〜0.040 | 25〜40W | 5.4〜8.64 | |
| 扇風機 | 0.036〜0.018 | 36〜18W | 7.76〜3.88 | |
| 電気スタンド | 23.5W | 0.026 | 26W | 5.6 |
| フマキラー Vape | 5W | 0.003 | 3W | 0.64 |
基礎知識
交流の電圧は特にことわらないかぎり実効値のことです。東京電力のAC100Vは、図示すると、

とこのようになります。マルチメーターで直接、電圧を測り100Vとでれば、そのマルチメーター
は実効値を表示していることになります。
交流の電力は電圧と電流の位相が同じならば、電圧の実効値と電流の実効値を掛けたもの
になります。
P=V*I
位相差がθのときは、回路で消費される有効電力として
P=V*I*cosθ
になります。
以上より、実効値を表示するマルチメーターがあれば、
機器にかかる実効電圧=100V
0.1Ω抵抗にかかる実効電圧(Vr) = 実効電流*0.1
したがって
実効電流=10*Vrであるから
P=V*I=100*10*Vr
となるので読み取り値をそのまま1000倍すればいいわけです。(抵抗による電圧降下は無視)
正確を期すならば0.1Ωの誤差の補正とθの検討が必要ですが、今回はだいたいのW数が
わかればいいことにします。