歪率特性の補正




  これはいままでやっていたリアルタイムでの測定データ。リアルタイムだとポーズにした瞬間にスペクトルが乱れ
歪率表示の変化も大きいが何度かやって最頻値を採用すると校正用データと大体近い値が出る。






  これは一度WAV化したデータからプロットしてゆくもの。2007年7月17日から採用した。ポーズした瞬間にも
乱れが無く一発でデータがとれるメリットがある。がグラフにしてみると全高調波歪率が三次歪より小さいのが気に
なる。


 ソフトで歪波形を作りWAVに落として測定してみる。



 



  信号1 サイン波1kHz 二次歪 1% 三次歪 0.1%
  信号2 サイン波1kHz 二次歪 0.1% 三次歪 0.01%
  信号3 サイン波1kHz 二次歪 0.01% 三次歪 0.001%



  全く正しいグラフが得られるので、Wave SpectraとExcelには何も問題はなさそうである。


  あらかじめ歪率がわかっているテスト信号(シェフィールドCD)を用いて現在の測定法を試してみる。




  これをみると正しい値は個別の歪率のほうに近く、全高調波歪率は低めにでていることがわかる。

  ということで個別の歪率はそのままで全高調波歪率のほうに補正をかけることにする。補正率は1.1〜2で
補正したデータには補正済みと明記する。

  例


  9月24日になってWS131をダウンロードしてテストした。

  これがWS111で採ったデータ。




  これがWS131で採ったデータ。補正がいらない。



  WS111で録音したデータもWS131では正しく表示されるようだ。今後すべてWS131で測定する。