Wave spectra による歪率測定

  efu氏の提供なさっているフリーソフトWave spectraは実はこのような使い方もできます。

  ソフトを入手し準備ができたら、このような8Ω負荷を作ります。




  シェフィールドAT2BテストCDに10%、3%、1%、0.3%、0.1%、0.03%の精密なサイン波のトラックが
あります。歪み率計の校正に使えると書いてあるので確かめてみます。CDからWAVファイルにして
Wave spectraで読み込み再生します。

10%


3%


1%


0.3%


0.1%



0.03%


  0.1%までは非常に正確にでます。0.03%はいろいろ設定を変えてみてもこのような結果になりました。


記入用紙

  雑音歪率特性

  アンプ
  測定日 2002.

実測V 実測W 歪率
0.283 0.01      
0.490 0.03      
0.692 0.06      
0.894 0.1      
1.55 0.3      
2.19 0.6      
2.83 1      
4.90 3      
6.32 5      
8 8      
8.9 10      
10.9 15      
14.1 25      
15.5 30      
18.9 45      
24.4 75      
28.2 100      
89.4 1000      
         


  表のVの値になるようボリュームを調整し、なおかつパソコン入力の限度である0.7V以下に
アッテネートしてライン入力より入力します。


  表ができたらグラフにします。


実測例

  Kenwood R−SG7



  ディスクリートACアンプ


  6BQ5シングル


  KT88シングル


  というか、このホームページの測定例は全部これで測定しているので、どのくらいででるのかは
個別にみてください。なお最近は測定中に出力スナバの抵抗が焼けることが多いので測定はあまり
していません。

  クリップポイントは正確に出ます。出力の大きいところではSN比が良いため安定して出ます。
サウンドボード経由ではSN比が悪いので、小信号では若干不安定に出ます。その場合は10回
くらい表示させて、中央値のようなのを採用します。


  もしやと思いCDプレーヤーからサウンドボード経由で調べてみました。

















  0.03%も使えそうです。



Wave spectra Ver.1.11

Creative sound blaster AudioPCI64D