速度波形からQ値を読む(基礎編)

  ここでは速度検出コイルつきスピーカーMFB−20を密閉または裸で鳴らしたときに
観測された速度波形から、Q値を推定する方法を述べています。

  各Q値の波形サンプルはシミュレータで作図します。


サンプル図の作成

  まずスピーカーのモデルを振動モデルで直接書きます。



  この式から要求するパラメーターのスピーカーを作ります。




 合っているかどうか確かめておきます。

  速度特性


  位相


  ステップ応答



 サインショットで比較

   ここではアンプの違いによってQ値が変わる様子を観察します。

        実測データ                     予測データ 
密閉箱


  このようによく似ているので、波形サンプルからQ値を読むことが可能になります。


  バースト波で観察(位相回転併記)

密閉箱


  密閉箱 + 電流正帰還アンプ