1Wパワーアンプ

  C4793、A1837で1Wパワーアンプを作ってみよう。





  8Ω負荷線上でここまで励振すれば出力1Wである。まあなんとかなるのではないだろうか。

  参考 C2102


  パワーアンプICと言われているNJM2073はどうなのだろう。



  これは結構いける。だが1Wアンプにはならない。データシートを見ると0.8Wが限度だ。


  NJM13600を電圧増幅段に採用







  1Wには行くものの高次歪が多い。原因は何処辺にあるのやら。


  ジャンパー線を入れてバッファのみで鳴らしてみる。



  バッファは問題なさそう。結構歪感のないやさしい音だ。


   ノイズフロアの上昇と歪の発生はどうも発振が原因のようだ。発振を止めることができなかったので
NJM4580変換基板を作ってオペアンプを導入した。







  音を聴いてみて驚いた。聴いていられないほど悪い音だ。無帰還バッファの方が数等上だ。こちらはずっと
聴いていられるし何かZDRに通ずるものがある。



  出力段の素性の良さがわかったのでディスクリートのNFBを計画してみる。




 こうやれば作りなおさなくても基板がこのまま使える。




  最終回路




  20Vの電源アダプターで鳴らしてみた。これで1Wアンプになれたと思う。





  アンプ+電源=600gだった。

(つづく)