6L6GC超三アンプ  

 
今度はペースダウンして上條信一氏の超三アンプを検討してみる。超三アンプの心臓部をDC解析するとこのようなプレート特性が得られる。





   動作点はこのようなものだ。


この角度では固定バイアスは怖いし負荷5kΩというのはどうなんだろうという疑問が生ずる。8Ωでもいいのではないか。これは内部抵抗の高い球をOTL用の 球 に変身させる術にうってつけと言える。試しに16Ω負荷の図を描いてみる。


どうも内部抵抗の低さの利点は低い電源電圧で済むという点のようである。真 空管が高い電源電圧が必要である限り利点は殆どないと言える。




回路はこのようになる。パスコンの位置以外はほぼオリジナル通りになっている。






 動作させると調整できなかったので、このような初段バイアスに変更した。







クリップ付近でアイドリングが不安定になるので測定は諦めて音楽だけ聴いている。





低歪みだがこの出力トランスでは低音は大したことない。