上條式MOS FET無帰還アンプ

  上條氏はこのような小ぶりのアンプを作ってAV用途に使っていたらしい。まかない料理風に手持ちの部品でさっと
作ったアンプだという。こういったのが得てして傑作になる。これのハイパワー版がMJ誌に発表したアンプである。

  初段のFETはNECのものだったが入手しやすい東芝のに変更した。2段目のTRも手持ちのものにした。定数は
ほぼ同じになっている。















  電源とつないで電流値を見たところ。




  特性が取れた。



上條式無帰還アンプを完成させた。





持ち運びしやすそうだ。




±40V電源だとドリフトはまあまあだがアイドリングが350mA流れてしまう。



±16V電源だと150mAとなりちょうど良い。これで試聴している。




FE103SOLバスレフですでに真価を発揮している。音場が真正なものとして聴こえる。音色もさわやかで、ものすごく気持ちがいい。