D-NFBパワーアンプ

  1 D-NFBの基礎

  2 D-NFBアンプ一号機

  3 D-NFBアンプ二号機

  4 スケルトン3(MOS−FET D−NFBアンプ)

  5 スケルトン2(V−FET 純コンプリメンタリーSEPP)

  6 D−NFBアンプの製作2



D-NFBの基礎

  シミュレーションノート6983、増幅学入門21222324を読む必要があります。



D-NFBアンプ一号機

  まず、こいういう回路で実物を作ってみた。









  電源ノイズの影響をもろに受けている。実用的ではない。

  このようにNFBを用いると、





  まあまあ実用的なレベルになったが、ゲインが1/20という使いづらいものとなった。


  ここはよく反省して、電源ノイズの影響を受けにくい回路を採用しなければならない。



 






  これなら良く見慣れたいい特性になっている。しかし、NFBをかけてあれば使えるが、
無帰還ではドリフトが大きすぎる。






  これは、以前ODNFでも採用した無帰還アンプである。これなら問題なく行けそうである。歪も2次歪が
歴然とあり、打ち消し効果も示しやすい。








  実装して歪率を採っておいた。





  ここまで進んだら歪キャンセル回路を組み込んで調整に入る。

  結線前に、1kVRを調整し歪キャンセル回路のゲインを1にし、赤丸の電圧スペクトルを見ながら50kVRを
調節して歪最大、信号最小の位置を決めておく。





  このように少し慣れれば主信号のレベルを2次歪のレベルより少し下にまで持ってゆける。(主信号をゼロにする
のはこの場合は難しい)

  この状態ですべて結線して完了。



D-NFB前


  D−NFB


D−NFB前


D−NFB





  このように歪打消しが中途半端なのは、抵抗を介して信号をミックスしていることと、
前置ミキサーが無歪でないからである。
  
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 D-NFBアンプ二号機

   5532logic II搭載のD-NFBアンプである。


  A点を切り離した状態で、A点のスペクトルを観察し、50kVRを調整する。下図は一応信号が
消えた状態。



  これで結線し、出力を見る。



  歪みが無くなっている。100kのVRは真中辺にしたままいじらないでおく。いじるとドライバー圧
で、めちゃくちゃに乱れるのだ。これでOK。





2005年8月


  その後このような展開となった。位相余裕のある回路ならだいたい適用化可能と思う。

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